想像力が脳を活性化 小説の舞台巡りで記憶力アップ効果も
長寿と読書の関係は?
昨年10月に放送されたNHKスペシャル「AIに聞いてみた どうすんのよ!? ニッポン」では、興味深いデータが紹介され、話題になった。
AIが全国41万人の高齢者を分析したところ、健康寿命を延ばす生活習慣の中では、「読書」が最も効果的だったという。
健康寿命1位の山梨県は、人口に対する「図書館の数が全国1位」で、読書習慣との関係が深いことが見て取れる。
2016年に米イエール大学が発表した研究結果によれば、読書する人は、しない人よりも長生きするという。
1週間の平均読書時間で50歳以上の3635人を振り分け、12年にわたって調査したところ、本を読むグループはまったく読まないグループより約2年長く生きたという。週に3・5冊以上読む人は、本をまったく読まない人に比べて、死亡リスクが低いことも分かっている。