5月は眠りすぎに要注意 ヤル気の出る寝室のポイントとは
どうしても窓際で寝ることができない人は、朝、目覚めた時点でカーテンを開けて窓から1メートル以内に入るようにする。
■読書やスマホ操作は違う場所で
照明も工夫したい。家庭で一般的に使われている白色蛍光灯の明るさ=500ルクスの下に3時間いると、分泌されるはずのメラトニンが50%減るという報告がある。
「メラトニンは入眠から3時間後が分泌のピーク。照明をつけたまま寝ると分泌が抑制されるので、長時間寝ても疲れが残ってしまう。寝室は真っ暗にして眠るのが理想です。それが不安な人は、顔よりも下の位置だけを照らす足元灯や壁に電球色の電灯を当てる間接照明を試してください」
ベッド以外で、リラックスできる場所をつくることも熟睡につながる。「ベッドに入って寝転がりながら読書をしたりスマホをいじったりする人は少なくありません。しかし、これを続けているとベッドに入ってもなかなか寝付けなくなってしまいます。脳が『ベッド=作業する場所』と記憶してしまうからです」
寝付きをよくしたいなら、脳に「ベッド=眠る場所」とインプットする必要がある。ベッドのそばにイスとテーブルを設置するなどして読書やスマホ操作はそこで行い、リラックスして眠くなったらベッドに入る。これが習慣になれば、ベッドに入っても眠れずに悶々とすることもなくなる。 睡眠の質がアップすれば連休明けも元気にスタートを切れる。