【耳】ヘッドホン難聴に要注意 11億人の若者に難聴リスク

公開日: 更新日:

 ロックコンサートやクラブなどで耳が痛いと感じるほどの大音量を聴いた後、「ツーン」という耳鳴りとともに聞こえが悪くなった経験をしたことがある人は多いはず。これも一過性の音響外傷だが、難聴の程度が軽ければ、時間が経てば有毛細胞は修復されて元に戻る。しかし、やっかいなことに、一度障害されてダメになった有毛細胞は、いまの医学では治すことができない。聞こえの悪さや、耳鳴りが一生残ってしまうという。

「コンサートなどのイベントに出掛けるときは、音を軽減させるスポンジ製などの耳栓を持っていくのがいいでしょう。耳が痛いと感じたら、難聴になる危険信号です。その後、翌日になっても耳の痛みや耳鳴り、耳閉感などの症状が続いているようなら受診するべきです」(八木部長)

 ただし、明らかな大音量でなくても音響外傷を起こすこともある。それがWHOが懸念しているスマートフォンなどの携帯機器でヘッドホンやイヤホンを介して起こる音響外傷。いわゆる「ヘッドホン難聴」だ。耳鼻咽喉科・日本橋大河原クリニック(東京都中央区)の大河原大次院長がこう警告する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか