命にかかわる胆石…健診での発見は非常に困難なため要注意

公開日: 更新日:

 たいていは、激しい腹痛があり、病院を受診して総胆管結石が見つかる。ところが、人によっては痛みがあまりひどくないことも。また、胆管の出口に詰まった総胆管結石がポロリと外れれば、痛みは消える。この場合、総胆管結石が胆管側に戻ったこともありうる。すると、いつかまた出口に詰まる。

 だから痛みが消えても、検査を受けるべきだ。総胆管結石はCTでは確認できないものもあるので、総胆管結石を疑う時はCTで見えなくても超音波内視鏡も行うことが望ましい。そのため超音波内視鏡の検査を行っている消化器内科を受診するのが望ましい。「お腹が痛くなるのはよくある。でも、総胆管結石では、黄疸が出ることもあります。こうなれば、すぐに病院へ」

 黄疸は、最初は尿がウーロン茶みたいに濃い茶色になる。次に、白目が黄色くなり、やがて皮膚が黄色くなる。腹痛があり、発熱もあり、尿の色が濃ければ、黄疸を疑った方がいい。

「総胆管結石は、放っておけば死ぬ病気ですが、治療を受ければよくなる病気でもある。早い段階で治療を受けた方が、患者さんの負担も少ない。少なくとも、腹痛を放置しないことが大切です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が