蛭子能収さん発症がTV番組で明らかに「レビー小体型認知症病」とは?

公開日: 更新日:

■4つの特徴とは?

認知症の原因はハッキリとはわかっていません。しかし、特定のタンパク質の脳内の蓄積が関係していることが影響していることがわかっています。蓄積するタンパク質の種類は認知症の種類によって異なり、認知症の5割を占めるアルツハイマー病(AD)ではアミロイドβ(Aβ)やタウが増えていく。レビー小体型の場合は、αシヌクレインと呼ばれるタンパク質が増加し、それがレビー小体というものを形成。脳の神経細胞を徐々に減らしていくことで認知症の症状が出ると言われています」

 レビー小体型認知症はアルツハイマー型認知症に次いで多い認知症で、血管性認知症と併せて3大認知症といわれる。アルツハイマー型認知症と併発するケースも少なくない。

「レビー小体型認知症には主に4つの特徴があることが知られています。『認知機能の変動』『幻視や幻聴』、『パーキンソン病症状』、それに『レム期睡眠行動異常』です。認知機能の変動とは、認知機能がしっかりしている時と悪い時の差がハッキリしていて、その変動が1日の間だったり、1週間、1カ月の間だったりすることを言います。家族の顔がわからなくなったり、言葉が出てこなかったりするかと思えば、普段通りの振る舞いを見せることもある。そのため周囲から『認知症ではない』と見過ごされるケースも少なくありません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」