今年こそ水虫を徹底して治したい ポイントは 「爪」にあり

公開日: 更新日:

「ただ、その説明に時間を要することから、飲み薬という選択肢を最初から提示しない医師も少なくありません。治療に時間がかかると患者さんのドロップアウト率が高まります。飲み薬を中心に、塗り薬とうまく使い分けての治療がよいと思います。患者さんが心配する副作用も、医師がしっかり管理して処方すれば、ほとんどの人は問題ありません」

 爪白癬の治療の流れはこうだ。「爪が白や黄色に濁る」「爪が厚くなる」「爪がボロボロになる」が代表的な爪白癬の症状だが、実際は人によって症状がまちまちな上、類似の症状を呈する別の爪の疾患もあり、ベテラン皮膚科医でも見た目だけで判断できないケースがよくある。

「顕微鏡検査や真菌培養で爪に白癬菌がいるか、確認をしてから治療に入ります」

 前述の18年承認の最新治療薬「ホスラブコナゾール」は12週間服用。ただし、足の爪はすべて生え替わるのに1年以上かかるので、薬を飲み終えた時点では爪の白く変形した部分はまだ残っている。つまり、完全に白癬菌が爪からいなくなったか(=完治したか)は、服用期間終了時には分からない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ