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青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

新型コロナ感染症の後遺症 脳にダメージを受ける可能性は?

公開日: 更新日:

 一方、新型コロナウイルスの検査で陽性だった人では11%(72人/651人)が記憶障害を訴えており、検査を受けていない人に比べて、4.66倍(年齢や性別などの因子で統計的に補正した比)多いという結果でした。

 この研究では自己申告にもとづく記憶障害を評価しており、認知機能に対する客観的な影響については不明な部分もあります。とはいえ、数カ月後に思わぬ健康問題が発生し得る可能性を考えれば、新型コロナウイルス感染症がただの風邪ではないことは明らかでしょう。

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