寝ているのに眠い…睡眠の質を高めるコツと寝具の選び方
ノンレム睡眠とレム睡眠の睡眠周期は、90分ごとだといわれている。しかし、実際は個人差がかなりある。自分がどのタイミングで目覚めるとベターなのか、睡眠時間をいろいろと試してみるといいそうだ。
「私の場合、12時に寝て翌朝7時に起きるのがちょうどよく、こうするとアラームをかけずに自然に目が覚め、1日を快適に過ごせるようになりました」(小原さん=以下同)
■マットレスで睡眠の質が向上する可能性は高い
寝る前の環境も、睡眠の質を左右する。カフェインやアルコールの取りすぎ、睡眠前2〜3時間前以内の激しい運動や高温の湯への入浴などはNG。今よくあるのが、寝る直前までスマホをいじっているケース。活動時に高まる交感神経を刺激し、睡眠の質が悪くなる。
冒頭の調査では、「腰が痛い」(約3割)、「肩が痛い」(約2割)も起床時の不快感として挙がった。これらは寝具によって解決できる可能性が高い。
「マットレスを選ぶ時は、実際に寝て試してみて自分の体にあった硬さのものを。体格や体重で人それぞれ合うマットレスが異なります。硬すぎると腰や肩の部分が圧迫されて血行が悪くなり、柔らかすぎると体が沈み込みすぎて負荷がかかります。マットレスを変えたら腰痛が消えた、目覚めが良くなった、という人もいます」