補聴器はまずレンタルして比較検討し、納得してから買う
日頃、補聴器を販売する中で、世代によってもずいぶんとその消費行動に違いがあることに気付かされます。
ご存じの通り各世代にはそれぞれ象徴的な名前が付けられています。バブル世代、団塊の世代、さとり世代……。最近はテレビや新聞で「Z世代」なんて目にするようになりました。
一方で、お客さまに多い加齢性難聴を患う高齢者の方々はといえば、シニア世代とひとくくりにされがちですが、これが実にさまざま。
例えば75歳以上だと、補聴器のスペックや聞こえ具合などの比較をあまりせず、こちらが提案したものをいったんは受け入れてくださいますが、しかし合わなければすぐに検討自体をやめてしまうケースが少なからずあります。
75歳以下では、いろいろなメーカーや機種、機能を比較検討した上で、ここは良いけどこれは気に入らないから、この点をクリアする機種はないか?──など、具体的なリクエストをいただけることが珍しくありません。そのためお客さまに合う補聴器を一緒に探せますし、最終的には満足して購入していただいています。