著者のコラム一覧
田中智子「うぐいすヘルスケア株式会社」代表取締役

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

指をこすり合わせてカサカサ…聞こえなければ補聴器のつけ時

公開日: 更新日:

 補聴器をつけるタイミングに悩まれている方は、結構いるのではないでしょうか? 周囲の方からも「少し聞きづらいし、聞き返すことも増えたなぁ。それでも自分はまだ聞こえているし、補聴器をつけるまでもないよね」といった話を耳にします。

 誰もが自分の老いなんて認めたくないものです。

 補聴器工業会の調査によると、聞こえづらさを自覚してから実際に補聴器を購入するまで、4年以上かかる人は約40%。一方で1年未満に購入している人は18%。早めに対処する方も少なくないようです。

 加齢性の難聴は年を重ねるにつれ進行し、基本的には元に戻りません。特に最近はコロナ禍の影響でマスク生活な上、しかもパーティションがそこらじゅうに置かれるようになり、聞こえづらさを気にしている人が一層増えたように感じます。

 この聞こえづらさを放っておくと、聞き返すことの気後れから会話を知らず知らずのうちに避けるようになってしまいます。この「知らず知らずのうちに」というのが厄介なんです。無意識に、家に閉じこもり孤立してしまうわけで、刺激が脳に入らず、やがては、うつや認知症へつながる可能性も指摘されています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ