著者のコラム一覧
安井謙二整形外科医

東京女子医大整形外科で年間3000人超の肩関節疾患の診療と、約1500件の肩関節手術を経験する。現在は山手クリニック(東京・下北沢)など、東京、埼玉、神奈川の複数の医療機関で肩診療を行う。

腱板断裂で手術を考えている人は押さえておきたい4つのポイント

公開日: 更新日:

 当初は「50歳だから五十肩」と高をくくっていた肩の痛み。しかしそのうち上着の脱ぎ着や、トイレでお尻を拭くだけでも肩に響き、痛みで眠れなくなってしまう……。整形外科での診断は「五十肩」ではなく「腱板断裂」。注射やリハビリも効かず、切れた腱をつなぐ手術を決心しました。

 しかし手術は怖いもの。どんな手術になるのでしょう。今回は腱板断裂の手術の概要を掘り下げてみます。

①大きく切るのですか?

 肩周囲に1センチほどの穴を4~5カ所開けます。この穴から内視鏡と手術道具を肩内部の腱板まで挿入して手術を行います。

 内視鏡というと、胃カメラの経験がある人もいるでしょう。胃カメラでは、口や鼻からカメラを入れ、内部を外からモニター越しに観察治療します。

 肩の内視鏡も同じ。胃カメラの肩版と考えると想像しやすいです。

②どのように腱をつなぐのですか?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇