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堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

人見知りアピールはマイナス!相手と距離ができ親密度が低くなる

公開日: 更新日:

 初対面の人とどのように接していくかは、多くの人が気をもむところだと思います。中には、「私は人見知りなのですが、みなさんよろしくお願いします」と、事前に“断り”を入れてあいさつする人もいると思いますが、実は人見知りアピールは好ましくありません。「かえって好感度や親密度を下げるだけ」という結果が、ニューヨーク州立大学のアーサー・アロンらの研究(1997年)によって示唆されています。

 最初に断った方がいいと思うかもしれませんが、「人見知りなんで」「あんまり勉強する時間がなくて」「バタバタしていて」という具合に、あらかじめ予防線を張って、失敗する言い訳をつくることを「セルフ・ハンディキャッピング」と呼びます。

 これがあるほど、自分に向き合えず改めることができなくなるといわれています。

 アロンらの研究では、それぞれ初対面の男女がペアになってもらい、15分間トークをしてもらいました。その上で、被験者を2つのグループに分け、Aグループは【できるだけ相手と親密になるように心がける条件】をつけ、Bグループには【あまり自分をさらけ出さないという条件】をつけました。

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