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堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

「見た目が重要」であることは科学でも証明されている

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 外見より内面が大事──。もちろん、その通りだと思うのですが、だからといって外見に気を使わないのは大間違いです。

 実は、顔の魅力とその人の内面の印象との間には、密接なつながりがあるといわれています。英語では「beauty is good(美は良)」といわれているほどで、「容姿の良い人は内面も優れている」と感じてしまうほど、ステレオタイプの認知過程として名高いのです。

 たとえば、方針やマニフェストを知らずに、人相の良い立候補者と人相の悪い立候補者がいた場合、多くの人が前者を支持するという行動は、典型的な「beauty is good」。これを裏付ける実験が、心理学者のウォルスターが行った「コンピューターダンス」(コンピューターデートとも)の実験(1966年)です。

 彼は、ダンスパーティーに参加した初対面の新入大学生376人に対して、「コンピューターであなたに適切な人を選ぶ」と伝え、男女をランダムに組み合わせてダンスのためのペアをつくり出しました。さまざまな身体的特徴を持つ男女が参加し、新入生たちはパーティーのチケットを買う際に性格検査などを含むアンケートに答え、自分が好きなタイプについても回答してもらいました。

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