教師にも銃を…公衆衛生の敵でも米国はなぜ銃を捨てられない?
状況をより複雑にしているのは政治的な分断です。銃を規制すべきとするリベラル民主党、自由に持てるべきとする保守共和党と真っ二つに割れていて、銃所持者の多くがトランプ支持者であることもわかっています。
マスクや人工妊娠中絶などと同様に銃規制も政治案件となり、人の命よりも金と票を多く集められるかが優先になっているのです。保守派の政治家の多くはNRA(全米ライフル協会)から巨額の寄付を受けていて、規制反対派のパワーは推進派を大きくしのいでいます。これが続く限り、銃規制は絶望的という見方が少なくありません。