肩凝りは肩や首に原因があるとは限らない 意外な病気かも
一方、本態性肩凝りは、レントゲンや血液検査では特別な所見がなく原因は明らかではないもの。普段の生活で起こる一般的な肩凝りは、大抵、本態性肩凝りに含まれます。
本態性肩凝りの問題は、病状があるのに、病院では異常なしと扱われてしまいやすい点です。湿布や痛み止めをもらう程度に終始しがちです。
その一方、凝りがひどすぎると吐き気やめまいなども起こし、気持ちが落ち込み、気がめいってしまうなどの「うつ状態」を生じることもあります。
本態性肩凝りは命にかかわりませんが、頻度が高いわりには積極的治療を受けられずに生活の質を著しく低下させることもある点では、より厄介です。