心臓手術で使われる人工臓器はどれくらい耐久性があるのか
ペースメーカーはリチウム電池で電気刺激を送っているため、どうしても電池切れに合わせて交換しなければなりません。ただ、かつては3~5年だった電池の寿命が、いまは10~13年ほどに延びています。
今後、ペースメーカーにチップを内蔵してクラウド化し、外から常に流される電波を利用して稼働させたり、人体に流れている生体電流を利用して、電池を必要としないペースメーカーが開発されることも考えられます。そうなれば、耐用年数はさらに延びるでしょう。
脳だけを生かした状態で心臓や血管を人工物に置き換え、生き続けるのはまだまだ現実的ではありませんが、テクノロジーの進歩により人工臓器や装置の寿命が急速に長くなっているのは確かです。さらに、高齢になっても運動の種類によってプログラムを変えて対応するような便利な機能も開発されるかもしれません。
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