著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

誘惑やミスを回避する「イフ・ゼン・プランニング」

公開日: 更新日:

 迷ってしまったり、うまく物事が進まなかったりするときは、あらかじめパターンを決めてしまうと有効です。ケアレスミスが命のやりとりに直結する病院では、手術前後のメスなどの器具をダブル/トリプルでチェックすることを絶対のルールにしています。

 また、むしゃくしゃして暴飲暴食をしたくなる、ストレスがたまりすぎて散財したくなる……こうした誘惑に負けてしまいそうなときも、自分の中でパターンをつくっておくといいでしょう。

 そこでお勧めしたいのが、「イフ・ゼン・プランニング」と呼ばれるセルフコントロール術です。これは、「もし(if)◯◯が起きたら、そのときは(then)××する」というルールをあらかじめ決めておくというものです。

 たとえば、もしストレスがたまってカロリーの高い甘いものを食べたい!(if)となったら、その場でスクワットを10回しないといけない(then)と決める。もしイライラしてたばこを吸ってしまう(if)と感じたら、コップ1杯の水を一気飲みすることでブレーキをかける(then)。こんなあらがい難い誘惑に直面したときは、クールダウンさせるための台本をあらかじめ用意する──。それが「イフ・ゼン・プランニング」です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇