北米最大のテクノロジーの祭典CES 全体テーマ「世界の全ての人の安全」が示す意味とは?
特に注目すべきなのは、今回使われた「人権」という言葉。もう聞き慣れた「サステナビリティ」が地球や自然を守るイメージが強いのに比べ、人間を中心にした考え方にシフトすることで、これまで以上に緊急性を前面に押し出した感があります。
世界はコロナのパンデミックを同時に体験し、医療などの基本的な権利が守られていない人が、どれほど多いかを知るようになりました。特にこうした状況に敏感はアメリカの若い消費者からは、人権に真剣に取り組む企業が支持されるという傾向も、ますます強くなっています。
この潮流の中で、CESで実際にどんな商品やビジネスが注目されたのか、ヘルステック、フードテックを中心に次回お伝えします。