フードテックに見た未来への希望 テクノロジーの祭典CESレポート
毎年ラスベガスで開催されるテクノロジーの祭典CES。EV(電気自動車)から家電、メタバースまで、華やかな最新のイノベーションに注目が集まる中、ヘルステック、フードテックといった、私たちの生活に密着したイノベーションが、大きな注目を浴びました。
今回も筆者の取材を元にレポート、分析します。
前回お伝えした通り、2023年のCES全体を貫くテーマは「ヒューマン・セキュリティ・フォー・オール(全ての人の安全)」。災害、貧困、病気、不景気など人類が直面する問題を、テクノロジーで解決、世界の人の人権を守っていこうという、気合いの入ったメッセージです。
その動きは大企業のメディア向けプレゼンにも反映されました。
Samsungは、環境保護のパイオニア企業パタゴニアとのコラボで開発した、環境へのマイクロプラスチック放出を減らす洗濯機を発表。パナソニックは、髭剃りなどパーソナルケア商品のリサイクルプログラムの開始を宣言。サステナビリティを強く打ち出す動きが目立ちました。