補聴器は耳の不自由な人にとって人生の「歩調器」でもある
先日、60歳代前半の男性のお客さまにご来店いただきました。
この方は複数の会社で監査の仕事をされており、仕事の中で常に細かな数字を交えた打ち合わせや、会議をしたりすることが多いのですが、いつしか耳の聞こえが悪くなり、5年ほど前に量販店で補聴器を購入。
ですが、イマイチ聞こえの改善を実感することなく時が過ぎ、たまたま当店のチラシを見つけて、訪れたとのことでした。
男性にとって一番の驚きは、なんといっても、補聴器は買ってから調整するものだということだったようです。
それからは3カ月の間に週1のペースで通っていただき、「今週の会議ではこうだった」「こういう人の会話が聞きづらかった」「こんな場面でよく聞こえた」などの感想をいただきながら、少しずつ調整することとなりました。
やがて今までならまったくお手上げ状態だった複雑な会話も、100%ではないが、お持ちの補聴器でも聞き取れるように。
そして今年になり定期点検で来店した際には、マスク生活も長引きそうとのことで、新商品を試していただき、耳穴型に変更されました。