糖尿病(1)空腹時血糖値が170を超えた!医師から非常事態宣言

公開日: 更新日:

 数年前から血糖値が基準値を超えながら、自分にさまざまな言い訳をして治療を先延ばししている人もいるのではないか。今回は突然、空腹時血糖値が170ミリグラム/デシリットル、HbA1cが9%を超えたことを知った60代会社員のケースをリポートする。

 この男性Aさんは、これまでも糖尿病を疑われる空腹時血糖値の126ミリグラム/デシリットル、HbA1c6.5%をわずかながら超えていた。

 健診先の医師からは「血糖値データは糖尿病を示している。何十年も通っているのだから、もっと危機感を持ってください」と言われ続けてきたが、「誤差の範囲」とうそぶき、仕事の忙しさを口実に特段の対策を講じてこなかったという。 

 ところが、春の健診で空腹時血糖値が170ミリグラム/デシリットルを超え、HbA1cは9%台に。健診の医師はここ数年の血糖値グラフを示しつつ、「非常事態です。すぐに専門医を受診してください」と強い口調で言い、データをコピーして渡してくれたという。

 医師は口には出さなかったが、明らかに重度の糖尿病で即インスリン注射が必要なレベル。さすがに「これはヤバい」と感じたAさんは、すぐに知人のことを思い出したという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇