若者の3割がメンタル不調…NY市の公立校では幼稚園から高校までマインドフルネスが必修に
ニューヨーク市内の幼稚園から高校までの公立校で、マインドフルネスが必修になることが決まり、話題を呼んでいます。
ニューヨークの公立校は6月末から夏休みに入りましたが、その授業最終日の会見で、アダムス市長が発表したものです。それによれば今後、毎日2~5分間のマインドフルネスの呼吸法を、学校で行うことを義務付けるということです。
アダムス市長は、「私たちは、有害なソーシャルメディアのコミュニティに生き、絶え間ない事件などのニュースにさらされ、そのすべてが子供のメンタルヘルスを蝕んでいる。生徒たちの神経を落ち着かせる時間が必要だ」とその意図を説明。
マインドフルネスの呼吸は、まず身体を、そして心をリラックスさせる即効性があるとされています。また呼吸と共にストレスをもたらす思考を観察し、それに注意を向けるかどうかを選択する能力を身につける、つまり自分とストレスの間に距離を置くこともできます。さらに呼吸に意識を向けることで、物事に集中する訓練にもなることがわかっています。