健康な未来のシンボル…NYで目立つオレンジ色の「スマート・コンポスト」
捨てられたゴミは夜の間に市の清掃局員が収集していますが、では一体どこでどう処理されるのでしょうか。
多くの市民から出る大量の生ごみを、コンポストする土地が果たしてあるのか? と不思議に思って調べたところ、ブルックリンの再開発地域に処理場があることがわかりました。ここでは「エッグ」と呼ばれる銀色の巨大な金属タンク内で、生ごみはコンポストとメタンガスに分解され、それぞれ再利用されるそうです。
ちょっと待って。再び温室効果ガス排出の原因になるメタンをなぜわざわざ作るの? という疑問に対し、ただゴミ処理場で腐っていくよりはずっと建設的、というのが市当局のコメントでした。気候変動と戦うには、こういう割り切った考えも必要かもしれません。