著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

イスラエル対ハマスの戦争が世界的メンタルヘルス危機を招く

公開日: 更新日:

 イスラエルとハマスの戦争が続き、多くの命が失われる痛ましいニュースが続いています。そんな中これは当事者だけの問題ではなく、世界的な公衆衛生の危機という専門家の声が注目されています。

 世界の紛争地域では、多くの人が食料や水の供給を絶たれています。運よく避難できたとしても、慣れない場所での生活で、深刻な体と心の健康リスクにさらされることになります。

 カタールから世界に発信するテレビ局アルジャジーラは、ガザ地区の子供たちのメンタルヘルスを危惧しています。彼らはイスラエルによる封鎖地区で生まれ、貧困と暴力の中で育ちました。今回の戦闘でその状況はさらに悪化すると懸念されています。

 ニューヨークに目を移すと、市民の18%にあたる180万人はユダヤ人。パレスチナ人は3万人が暮らしています。戦地にいる家族・親戚の状況に関する彼らの不安や恐れは、日に日に高まっています。

 影響はここにとどまりません。

 3大ネットワークABCニュースによれば、戦争体験を実際にしてなくても、目撃しただけでもPTSD(心的外傷後ストレス障害)のような症状が出ることがあるといいます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇