肩における「脂肪幹細胞移植」の効果はまだまだ未知数
24人の腱板完全断裂の患者に対し、「脂肪幹細胞移植をした8人」「生理食塩水とフィブリンというタンパク質を注射した8人」「生理食塩水だけ注射した8人」の3つのグループに分け、比較検討しました。すると3カ月後、1年後の肩の痛みの減少や機能回復に、差は認められなかったという結果でした。
脂肪由来幹間葉系細胞移植の治療の臨床研究は非常に乏しい。今後どういう研究結果が出るか、期待している面もあるのですが、現状では治療効果が未知数と言わざるを得ません。