なんでこんな肌に生まれついたんだろう…どう生きたいのか見直した

公開日: 更新日:

 いったんは症状が軽快したものの、2019年4月から5月くらいにかけて、急激に悪化しました。理由は分かりません。かゆすぎて、かくと皮膚がボロボロと剥がれる。寝ている間は布団で覆われ保湿されているのでいいんですが、朝布団から出ると一気に皮膚が乾燥し、バキバキして痛い。一日一日を耐えしのぐ感じです。

 日常生活を送るのも困難で、到底仕事に行ける状況ではなく、3カ月間休業。「skin」を制作し始めたのは、そういう時です。

 今はアトピー性皮膚炎の症状は落ち着き、肌のカサカサが出てきたら、食事の内容が悪かったなとか、不摂生しすぎたかなとか、体調のバロメーターにしています。

 あの、ものすごく症状がひどかった時、なんで私だけこんな肌に生まれついたんだろう、こんなつらい思いをしなくてはならないんだろうと思いました。先の見えない不安や恐怖と向き合いながら、この状態がずっと続くとしたら、この先、どうやって生きていきたいのかを自問しました。公務員をしていたのですが、ずっと抱えていたモヤモヤを、改めて見つめ直したのが、休業していた3カ月間でした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇