歯を削らない虫歯治療はここまで進化している…ドリルも麻酔も不要

公開日: 更新日:

 ほかにも、レーザー治療は虫歯が神経まで達した場合にも適応される。一見、歯の神経は太い1本の幹に見えるが、先端には木の根っこ状の細い枝が付いていて、その周辺には神経が入る狭い穴がいくつも存在している。それにより、従来の根管治療で用いられている器具では細かい部分まで届きにくく、十分な治療が難しいという。

「根管治療は歯科医師の間でも最も難しい治療といわれ、実際、東京歯科大学の調査によると保険治療における成功率は30~50%といわれています。取り残しが生じると痛みや違和感が生じる恐れがあります。しかし、レーザーであれば熱作用によって器具が入りづらい部位や枝分かれした神経の細かい部分までしっかりと殺菌でき、完璧な根管治療が実現できるのです」

 新橋歯科医科診療所では現在、削らない虫歯治療はすべて保険適用外。カリソルブ療法、ドックベストセメント、エルビウムヤグレーザー、それぞれ1歯(1回)につき1万6500円~+詰め物代(1万6500円~)+初診料。

 痛みの恐怖心から受診を後回しにしているなら、削らない治療を検討してみてはどうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…