新型コロナワクチンの定期接種がスタート…自己負担の費用はどうなる?
10月1日から自治体による新型コロナワクチンの定期接種が始まります。定期接種の対象者は、65歳以上の高齢者や重い基礎疾患を持つ60~64歳の人になります。接種費用の一部は国が市町村に助成し、自己負担額は最大7000円となりますが、3000円台としている市町村が多いようです。
ちなみに筆者が居住している広島市は3200円となる見込みです。この自己負担額は市町村により異なりますので、居住の市町村にお問い合わせいただきたいと思います。
一方、対象外の人は任意接種となり、原則全額自己負担となります。費用は医療機関がそれぞれ決めることになるため、病院やクリニックによって異なります。筆者が複数の医療機関に聞き取りを行ったところ、1万5000円前後とされる施設が多いようです。
他疾病ワクチンとの接種間隔については、インフルエンザの予防接種は同時接種可能で、その他の予防接種との間隔は「13日以上あけること」とされていました。しかし、厚労省は「新型コロナワクチン接種体制確保事業に係る自治体向け説明会」において、4月以降は定期接種実施要領の規定通り、「注射生ワクチン以外のワクチンにおいては接種間隔を定めず、医師がとくに必要と認めた場合は同時接種を行うことが可能」としています。