著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

自炊と外食では「ココロ」も「サイフ」も違ってくる

公開日: 更新日:

 健康に配慮した食事を提供する飲食店が増えてこそいますが、仮に自炊より健康的な食事ができるとしても、外食をしたり、出来合いのお総菜やお弁当で食事を済ませると、どうしても自炊よりお金はかかってしまいます。

 特に、自炊に対して面倒くささを感じる男性は一定数いるでしょうから、出費がかさむと感じている方は多いはずです。実際、総務省統計局が行っている全国消費実態調査では、食費に関する支出の割合は男性の方が高いというデータも明らかになっています。

 経済的な観点から見ても自炊をすることが望ましいうえ、自炊(料理を作る)には思わぬメリットもあります。東北大学の田代らは、2011年10月以降、味の素グループが東日本大震災の被害を受けた東北の各県で開催した「ふれあいの赤いエプロンプロジェクト」の効果について調査しているのですが、とても興味深い結果が示唆されています。

 被災して仮設住宅に入居した人たちは、キッチンが狭くなり、料理が思うようにできないことから栄養が偏っていたそうです。また、ご近所付き合いが根本的になくなったことで孤立やひきこもりが生じたりと、さまざまな健康リスクが生じたともいいます。

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