不妊外来から見える治療の現状(1)30代患者が増えた保険適用がプラスに

公開日: 更新日:

 また、不妊検査や治療を行った夫婦の割合は02年では12.7%だったものが、21年には22.7%と19年間で10ポイントも増加しているのです(内閣府「男女共同参画白書」)。

「30代で第1子を産むのが一般的ですから、どうしても治療開始年齢が高くなってしまいます。できるだけ早く治療を開始した方が成功率は高くなります」(大石医師)

 保険適用が不妊治療のハードルを低くし、治療開始年齢を早めたことは確かです。少子化の歯止めに結びつくことが期待されます。 =つづく

(医療ジャーナリスト・油井香代子)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希はカネにも執着か…チーム力は度外視、4球団との面談で見えてきた"共通項”

  2. 2

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  3. 3

    大阪万博チケットさっぱり売れず…1100万枚完売しないと赤字に、損益分岐点1840万枚なのに販売済み約744万枚

  4. 4

    朝ドラ「ちゅらさん」で祥子ちゃん役 山口あゆみさんはドラマの設定と同じミュージシャンと結婚、二児の母として毎日充実

  5. 5

    阪神・青柳晃洋「ポスティングの値段」と「買う球団」…メジャースカウトがシビアに評価

  1. 6

    中居正広が地上波テレビから消える?「女性トラブルで“示談金”9000万円」報道の深刻度

  2. 7

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 8

    高校駅伝ケニア人留学生の年齢詐称疑惑 実情と打開策は?

  4. 9

    国民民主党・玉木雄一郎氏が役職停止処分中なのに露出増で賛否…週末はテレビ番組をハシゴ

  5. 10

    二宮和也「ブス発言」と中居正広「指差し高笑い」の“イジリ”のダサさ…中高年になっても若い時のまま