特別訪問看護指示書で頻回の訪問…自宅での生活を徹底的にサポート
その後、炎症による発熱を繰り返しながらも、形成外科の先生による治療のおかげで、床ずれはだいぶ良くなりました。傷口は乾き、大きなかさぶたができて、膜が張るほどに回復したのです。その時は、人間の回復力に本当に驚かされました。
このように、高齢の患者さんであっても、ご家族の手厚い協力と、患者さん自身の「自宅で過ごしたい」という強い思いがあれば、最後まで自分らしく生きることができます。そして、それを支えることができるのが、在宅医療の仕組みなのです。