著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

犬の「涙やけ」は人間にも起こる…涙が排出されない涙流症

公開日: 更新日:

 そして、次のまばたきで新しい涙が分泌されると同時に、古い涙は「涙点」という小さな穴から排出される仕組みになっています。涙点は、目頭の上下にある小さな点です。あっかんべーをするように下まぶたを少しめくると、ご自身でも確認することができます。

 では、この涙点を通った涙はどこへ行くのでしょうか。涙点の下には「涙小管」という細い管があり、涙はこの管を通って「涙嚢」という袋にたまります。たまった涙は「鼻涙管」という管を通って鼻へと流れ、最終的には喉に流れていきます。

 目薬をさした時に、「苦い」と感じることがありませんか? それは、目薬が涙と同じこの経路を通って喉に流れ込んでいるためなのです。

 涙がどのように作られ、排出されるかの仕組みについてご理解いただけたかと思います。次回は、なぜこの涙の排出がうまくいかなくなり、流涙症になってしまうのか、その原因について詳しくお話しします。

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