著者のコラム一覧
藤倉善郎ジャーナリスト

1974年、東京都生まれ。カルト問題を20年以上にわたり取材。2009年にニュースサイト「やや日刊カルト新聞」を創刊し、総裁就任。著書に「『カルト宗教』取材したらこうだった」など。「徹底検証 日本の右傾化」(塚田穂高編著)、「だから知ってほしい『宗教2世』問題」などの共著も多数。

TOSHIの次は石田純一? 芸能人を広告塔にする“カルト集団”の自己啓発セミナー

公開日: 更新日:

 ところがHOHは「ヒーリング」「コンフォート」などと社名を変え、今も活動中だ。倉渕も芸名を「MARTH」に変えた。健康器具販売、倉渕作のヒーリング音楽販売、スピリチュアルアニメの制作など手広く展開している。しかも新たな芸能人が広告塔になっている。タレントの石田純一だ。

 石田はかつて「ヒーリング」が販売するバスタブ(180万円~)を購入。TOSHIが脱会する直前の10年初頭に同社ウェブサイトに、「設置例」として「石田純一様○○別荘」と写真つきで掲載された。当時、筆者の取材に石田事務所は「TOSHIと親交があったためバスタブを買った」と説明し、HOHとの関係を否定した。

 ところが今年2月。倉渕原作のアニメ「イザヤからの手紙」を宣伝するユーチューブ動画に、またも石田が登場。静止画と文章のみだが、倉渕を「友人のMARTH」と呼び、アニメを絶賛する応援メッセージを寄せている。TOSHIのようなことにならなければいいが。(敬称略)

*この記事の関連【動画】もご覧いただけます。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 2

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上

  3. 3

    協会肝いりゲームアプリ頓挫の“張本人”は小林浩美会長…計画性ゼロの見切り発車で現場大混乱

  4. 4

    長山藍子のおかげでわかった両眼のがんを極秘手術

  5. 5

    「ホラッチョ!」「嘘つき!」とヤジられ言葉に詰まり、警察に通報…立花孝志はミルクティーが手放せず

  1. 6

    フジテレビの資金繰りに黄信号…9割超もの広告スポンサー離脱、CM再開も見通し立たず

  2. 7

    なぜ姉妹曲「2億4千万の瞳」と売り上げで3倍もの差がついてしまったのか

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ高騰は抑えられない!「コシヒカリ」応札集中確実…得をするのは自民の“大票田”のみ【上位10品目リスト付き】

  4. 9

    「あの無口な少年が…」佐野海舟の下半身醜聞に母校関係者は絶句、その意外すぎる評判

  5. 10

    高石あかりって誰?→「御上先生」で知名度爆上がり 次の次の朝ドラヒロインの魅力は「アポロの歌」でも“予習”可能