ペットのがん手術どうする? 適切な選択肢の提案で飼い主の決断をサポート
治療は、インターフェロン注射で腫瘍の増殖を抑える効果を期待したものの、やはり腫瘍は大きくなり、食餌は嚥下しやすいように流動食に移行しました。その結果、ネコちゃんは亡くなる前日まで食餌ができ、普通の生活を送った末に旅立ったことで、飼い主さんも満足されたようです。
同じ病気だとしても、治療は一つではありません。飼い主さんには、適切な選択肢を提案し、飼い主さんがネコちゃんやワンちゃんにしてあげたいことをお手伝いするのが、私の仕事だと思っています。
(カーター動物病院・片岡重明院長)