世界一周飛行中に消息を絶った双発機 87年ぶりに米海洋調査会社が発見か?
女性として初めての大西洋単独横断飛行を行い、1937年7月2日、赤道上世界一周飛行に挑戦中、太平洋のハウランド島近くで行方不明になったアメリア・イアハート。
米海洋探査会社「ディープ・シー・ビジョン」のトニー・ロメオCEOは今月27日、その海域の海底でイアハートの愛機である可能性があるものを発見した。
イアハートが乗っていたのは米ロッキード社の双発機L10エレクトラ(写真=イアハートの公式サイトから)。ディープ・シー・ビジョンはインスタグラムに飛行機のような形状をしたソナー画像を3枚、投稿した。
「間違いなく彼女を見つけたとは言えないのですが、彼女の飛行機である可能性があると考えています」とロメオ氏。
国立航空宇宙博物館の学芸員、ドロシー・コクラン氏も米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに対し、ソナー画像が撮影された場所は、イアハートが行方不明になった場所とほぼ一致していると語った。
ロメオ氏は、水中ドローンを使ってより鮮明な画像を手に入れる方針だ。87年ぶりに、イアハート行方不明の謎は解き明かされるか──要注目だ。