著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

年金生活者にとってはあまり好ましくないが…「金利がつく世界」が間もなくやってくる

公開日: 更新日:

 しかし、今年の春、いよいよその政策に終止符が打たれようとしている。「金利がつく世界」に戻ろうとしているのだ。そのための条件となっているのが、物価がゆっくりと上がり続けること。そして労働者の賃金が上がることである。
<賃金が上がる↓人々がモノを買う↓物価が上がる↓企業が儲かる↓賃金が上がる>

 こういう「好循環」に突入すればよいのである。

 現時点では、「その可能性は高い」といえるだろう。賃上げ交渉である「春闘」で企業側がOKと言えば、日銀がいよいよ「利上げ」に動き始めることになる。

 でも、年金生活者にとって、物価が上がることは、あまり好ましいことではない。金利が増えても、それ以上にモノの値段が上がってしまえば、「実質的な購買力」が落ちてしまうからだ。

 あと、気になるのは日銀の「利上げ」が、為替市場で円高を招くこと。これによって国内輸出企業の収益が悪化すれば、景気に水を差すかもしれない。

 日銀がせっかく「重い腰」を上げても、すぐに「ぎっくり腰」になってしまうということ。

 もし、そうなったら、日本経済は重症病棟へ行くことになるだろう。もちろんシニア層も一緒になって、しばらく起き上がれそうもない。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 4

    柴咲コウの創業会社が6期連続赤字「倒産の危機」から大復活…2期連続で黒字化していた!

  5. 5

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  1. 6

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 7

    世耕弘成氏「参考人招致」まさかの全会一致で可決…参院のドンから転落した“嫌われ者”の末路

  3. 8

    「羽生結弦は僕のアイドル」…フィギュア鍵山優真の難敵・カザフの新星の意外な素顔

  4. 9

    「フジテレビ問題」第三者委員会の報告会見場に“質問できない席”があった!

  5. 10

    「Nスタ」卒業のホラン千秋にグラビア業界が熱視線…脱いだらスゴい?