大塚で昭和25年創業「富久晴」の3代目 「じいちゃんが、もつ焼き以外なるべく余計なことはするなって」
新鮮なもつは塩に限る
早速、瓶ビール大瓶(600円)とレバー、ガツ、シロ(各140円)の塩焼きとニラしたし(400円)。ニラと一緒に置かれたのが赤いキャップの味の素。これがいいね。ニラで一杯やっていると、もつ焼きがあがった。新鮮なもつは塩に限る。うん。うまい。肉厚のガツにプリッとしたレバー。焼きたてを熱いうちに食らう。口に入っているのに「タン、ハツ、カシラを塩で。それとホッピー(450円)」。うまいもつ焼き屋に行くと、どうしても焦って注文する癖が抜けない。だからもつ焼き屋もひとりで行く。周りとペースが合わないのね。目の前で焼いている3代目に話を聞いた。
「じいちゃんが創業して叔父さんが2代目、私が3代目を継いで8年になります」
もつ焼き一筋なんですね。
「はい。じいちゃんがもつ焼き以外、なるべく余計なことはするな、って(笑)」