氷入りの「カチ割りワイン」がタブー視されるワケ【カルディ】の“Pマークロゼ”はどうなのよ?

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コクハク

氷をたっぷり入れてカチ割りワインにしたい

 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「WSET(level3)」を取得。
 皆さんにもっと手軽にワインを飲んでいただきたい、ただただその一心で、1000円台で買える“神旨”ワインをガチでご紹介します!

【美酒好きアナ厳選 1000円台“神旨”ワイン】

 お盆休みに中伊豆ワイナリーでのグランピングを満喫してきた市野瀬です♪

 残暑厳しい中でワインを飲みながら「あぁ…氷をたっぷり入れてカチ割りワインにしたいなぁ…」とふと思った私は、帰宅後すぐに『氷入りでもおいしく飲めるワイン』を探しまわりました!

 ワインラバーの方にも納得して頂ける(許していただける)であろうカチ割りワイン、この度いざ参上!!

 ワインラバーの間では、ワインに氷を入れて飲むことがタブーとされています。なぜならば、数ある他のアルコール飲料とは違い、水を一切使用せずブドウ果汁だけで造られたワインを氷で薄めてしまっては本末転倒。本来のおいしさがそのまんま伝わらないし、そもそも造り手の意図に反するからです!

 ですが失礼を承知で…見た目も涼しくもっとキンキンに冷えた状態でゴクゴク飲みたい! さらには、氷がじゃっかん溶けてしまってもおいしさを保ちながら飲みたい!!

 そんなワガママを叶えてくれる超優れモノが、またもやKALDIにございました(歓喜)!

【こちらもどうぞ】【カルディ】酷暑に飲みたい“ほぼ1000円”白ワイン。微発泡~っ!!!!! ヴィーニョ・ヴェルデらしさ炸裂!

スペイン産の微発泡ロゼワイン♡

『ピキートス・フィジー・ロゼ』(税込1210円)。スペインで造られた微発泡のロゼワインで、使われているブドウはモスカート種とガルナッチャ種の混合です。甘口ワインに使われることが多いモスカート種の別名はマスカット!

 ワイン用だけでなく生食用として栽培されている非常に甘くてアロマティックな品種です。(ちなみに私も大好きな日本の生食用ブドウ「マスカット・オブ・アレキサンドリア」もモスカート種なんですよ♪)

 一方、ガルナッチャ種とは、高い糖度と低い酸味、赤系果実の風味を持つ黒ブドウ。若くてフルーティなうちに冷やして飲む用に造られるワインが多く、ロゼワインによく使われます。

甘ったるさなし!

 そんな2種類のブドウを使って造られた、見た目も華やかなこの1本。まずは本来のお味を確かめるべく、氷を入れずにそのまま一口…。

 なんともチャーミングで、ジュースのように甘やかな微発泡♡といっても、甘ったるさはなく、まさにマスカットを思わせるフレイバーにイチゴやレッドチェリーの甘い香りがプラスされ、そこに気泡の爽快感が広がります。

カチ割りワインにした方が断然好き!

 ではお待ちかねの氷をたっぷり入れて、グラスの中で涼しげな氷の音をたてながらゴクリ…ではなく、ゴクゴク(笑)。

 わたし的にはそのまま飲むよりカチ割りワインにした方が断然好きっ!!!

 辛口好きなので、このワインのようなやや甘口タイプはグラス一杯飲めば、十分になりがちなのですが、氷を入れることでワインの温度がさらに下がり、甘さが一気にスッキリ爽やかに!(もちろん甘口好きな方にとっても申し分ないおいしさ!)

 シュワシュワ感と、赤系ベリーやマスカットの甘みが氷の冷たさと見事にマッチして、一口ずつ味わって…というよりコレぞゴクゴク飲みたくなるカジュワルなカチ割りワインに大変身しました(ちなみにワインにしては低めのAlc.11%)!

 数分置いて氷が少し溶けた状態でも飲んでみましたが、肉厚な果実味を持つガルナッチャのおかげで多少薄まってもワインの骨格はしっかり感じられるし、なんならさらにゴクゴクいけちゃうくらい!(笑)

カチ割りワインで乾杯♪

 まだまだ残暑厳しいこの季節、1杯目(私の場合は4杯目くらいまで・笑)は、ビールではなくコチラのカチ割りワインで乾杯しませんか?♪

(※本文内のワイン価格等は著者購入時のデータとなります)

(市野瀬瞳/フリーアナウンサー)

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