逃げる阿部巨人とダブるソフトB「M1からV逸の悲劇」…混セ最終盤でまだひと波乱の予感

公開日: 更新日:

 巨人が優勝マジックを6とした。

 20日の広島戦で岡本和が2試合連発となる26号2ランなどで8得点。投げては先発の井上が5回6安打1失点で8勝目を挙げた。巨人は引き分けを挟んで4連勝。2位阪神が敗れたため、マジックは一気に2つ減った。それでも阿部慎之助監督(45)は表情を緩めない。

 マジック9が点灯した18日は試合後の会見を拒否。この時、選手を集めた緊急ミーティングで「マジックがついても浮かれないように」と訓示をしていた。8に減らした19日は「マジック8だ、なんだと言っていたけど、だから? って話」とマスコミの質問をさえぎった。「2年前にソフトバンクがM1からV逸したことがあるから慎重になっているのではないか」と球界関係者がこう続ける。

「この年のソフトバンクは11連戦中の9月15日にマジック11が点灯。9まで減らしたが、敵地で2位オリックスに3連敗。とどめを刺せなかったどころか、ゲーム差なしに迫られた。それでもM1まできたが、引き分けでも優勝が決まる状況から2連敗。オリックスのタナボタ連覇が決まった。この試合で逆転本塁打を浴びて号泣した泉はトレードで巨人へ移籍。今ではセットアッパーを務めている。ソフトバンクの藤本監督は就任1年目のシーズンでした」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇