純文学とポルノ小説を往来した宇能鴻一郎の生きざま
![宇能鴻一郎(2024年8月28日没、享年97)/(C)日刊ゲンダイ](https://c799eb2b0cad47596bf7b1e050e83426.cdnext.stream.ne.jp/img/article/000/361/616/e2960c5d44972c5bafa9d96de96801f120241007164916130_262_262.jpg)
前回の福田和也と坪内祐三との共著『羊頭狗肉』(扶桑社)を繰っていたら、宇能についての絶好のネタが出て来た。さまざまな追悼文でも触れられないだろう。
「宇能さんには『切腹願望』って作品があって、セバスティアン・コンプレックスを持つ男について書いてるんだよ。それは、三島 (由…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,047文字/全文1,188文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】