お手柄! 米カンザス州ハイウエーパトロールが交通違反で止めた車に誘拐された少女が…
米カンザス州ハイウエーパトロール(KHP)の隊員が今年2月、交通違反の取り締まり中に偶然、誘拐されていた6歳の少女を発見して救出した。KHPが3月23日、フェイスブックの投稿で明らかにした。
KHPの犯罪取り締まり部門に所属する隊員が交通違反をした車を停止させたところ、車内には60代の男2人と幼い少女が同乗していた。助手席にいた男について調べたところ、その1カ月ほど前に6歳の少女を誘拐したとして指名手配されていることが判明。また、運転していた男にも殺人や武器の違法所持などの前科があることが分かった。
状況を即座に把握した隊員は、現場に駆けつけた地元保安官代理の協力を得て、迅速に男2人を拘束。少女を無事に車から救出した。写真(KHPのフェイスブックから)はそのひとコマだ。
KHPによると、少女は当初、誘拐犯の指示に従って偽名とウソの生年月日を伝えていた。しかし隊員が少女を落ち着かせ、信頼を勝ち取ることで本当の身元を聞き出し、誘拐被害者であることを確認した。
幸い少女は無事で、保護された後に家族のもとに帰された。隊員の明敏な状況判断と迅速な対応に称賛の声が寄せられている。少女と隊員の身元、事件の発生場所などの詳細については公表されていない。