著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

万博応援団が真っ当な批判を“言われのないネガキャン”と表現するのは問題のすり替えだ

公開日: 更新日:

 しかし高科淳副事務総長は21日の記者会見で「順調な滑り出しで、想定通りだ」と強調した。なんだか戦時中の大本営発表のように、いくら負けても「連戦連勝」だと言い続けるのだろうか。

 さらに万博応援団の皆さんは過激なまでに擁護する。ただ褒めるだけではない。万博批判を繰り広げる人々を口撃する。横山大阪市長は「ネガキャン対策も進めますが、ごく一部のばかばかしい『反万博ビジネス』『反対ありき』の政治家や一部メディアの声は必要以上に相手にしなくていいとも思ってます」と言う。なんだ「反万博ビジネス」って。そんなものが儲かるわけないだろう。どう考えても万博擁護のほうが金になるはずだ。だいたい、批判されるべき事実を報道して給料をもらうのは当たり前だ。ビジネスなんてものじゃない。ただの仕事だ。

■半端ない“上から感”の反論

 それに自分たちに対する批判を、いわれのないネガキャンと表現するのが、問題のすり替えだ。

 維新の人以上に露骨な擁護派が辛坊治郎氏だ。「私はこの万博、メタンガスで爆死するリスクを犯しても行くべきだと思う」。凄いね。いや爆死に匹敵する面白さって何? ていうかメタンガス爆発の危険性は否定しないんだ。「大量に検知されてるのは大屋根リングの内側からはかなり離れている場所」だからマスコミはそこをちゃんと書け、とおっしゃっているが、その場所はバスやタクシーが発着する辺りだ。そこだって爆発したら大変だ。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  2. 2

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  3. 3

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    【萩原健一】ショーケンが見つめたライバル=沢田研二の「すごみ」

  1. 6

    中居正広氏の「性暴力」背景に旧ジャニーズとフジのズブズブ関係…“中絶スキャンダル封殺”で生まれた大いなる傲慢心

  2. 7

    木村拓哉の"身長サバ読み疑惑"が今春再燃した背景 すべての発端は故・メリー喜多川副社長の思いつき

  3. 8

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  4. 9

    【独自】「もし断っていなければ献上されていた」発言で注目のアイドリング!!!元メンバーが語る 被害後すぐ警察に行ける人は少数である理由

  5. 10

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード