サレ妻“夫婦円満”偽装のリベンジ不倫を実行! 手始めは出張ホストと… #2

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コクハク

これまでのあらすじ

【39歳サレ妻が計る“夫婦円満”リベンジ不倫】

 資産家に嫁いだ奈緒子さん(仮名・39歳主婦/子供なし)は、「サレ妻歴2年」の美貌のセレブ妻だ。

 表向きは良好な夫婦を装っているが、夫の郁夫さん(仮名・46歳/子供なし)が、銀座のホステスと浮気している事実が発覚。相手は23歳の真由子というホステスだ。

 普段は最低限の生活費しかくれないケチな夫だが、スマホを盗み見た際に、ホステスのバースデーでは、合計150万円ものシャンパンを入れると約束していることに憤慨した。

 しかし、資産家に嫁いだだけに、もめ事は起こしたくない。

(郁夫さんが23歳のホステスに心酔しているなら、私も自分勝手にやらせてもらうわ)

 この日から、奈緒子さんのリベンジ不倫計画が始まった。もちろん、慰謝料をとられるようなヘマをせず、何よりも『夫婦円満』を装って。

 気になる続きの前に、第1話はコチラからお読みいただけます。

浮気相手にプロのホストを選んだワケ

――夫の浮気に目をつむり、ご自身もリベンジ不倫を計画した。その後をお聞かせください。

「あくまでも『夫婦円満』のリベンジ不倫ですから、私もフェアで行こうと思いました。夫の浮気相手がプロのホステスなら、私もプロのホストにしようと決めたんです。ただ、ホストクラブは高額ですから、今、流行っている出張ホストにしました。

 実は知人女性の中に出張ホストの常連がいて、彼女曰く『お姫様のように扱ってくれて、ベッドではテクニシャン。翌日は肌がツヤツヤになるわ』と絶賛していたんです。

 オイルマッサージから始まって、手指や舌、アダルトグッズで気持ちよくしてくれる極上のサービス。本番こそありませんが、浮気のスタートにはいいかなと思って(笑)。

 男性の温もりに飢えていましたし、だからといって素人男性を相手にすると後々やっかいなことになるとも聞いていたので…。で、知人が利用していた出張ホスト『P』を利用することにしました。

 HPを見ると、若い男性の顔写真がずらりと並んでいて…。爽やか系、スポーツマン系、王子様系、クール系、ワイルド系…様々なホストがいましたね。どうせなら、ナンバーワンのホストに相手をしてもらおうとクリックしたら、なんと2カ月待ち。そこで、ナンバー2の男性を指名しました。

 涼しげな瞳が印象的な爽やか系の長身のイケメンで、シズル君(28歳)という名のホストです。当時の私が33歳でしたから、5つ下になりますね。

 料金は3時間で3万5000円。ホテル代は別ですが、合計4万円台で極上のひと時が過ごせるうえ、夫にもスイートリベンジできるのですから、自分としては安いものです。で、さっそく予約を入れたんです」

渋谷のホテルで出張ホストを

――いきなり出張ホストとは驚きですが、あくまでもフェアでいようという奈緒子さんの心意気はカッコいいですね。続けてください。

「予約から3日後、私は渋谷のラブホテルにいました。スタイリッシュなミラールームの部屋です。シルバー系のメタリックな空間は、壁一面が鏡になっているんです。せっかくホストを呼ぶんですから、思いっきり非日常を味わいたかったですし、エッチする姿を鏡ごしに見ることにも大いに興味をそそられて、この部屋をチョイスしたんです。

 午後2時、部屋のチャイムが鳴ると、私はバスローブ姿でドアを開け、彼を招き入れました。

――初めまして。『P』から参りましたシズルです。本日はご指名ありがとうございます。

 シズル君は丁重に一礼したんです。清潔感ある白のシャツに細身のパンツ、首にはシルバーのネックレスといういで立ちです。肌がキレイで笑うと白い歯がこぼれて、『画像よりも、数倍カッコいい!』と心の中でガッツポーズをしちゃいました。ドキドキと言うよりも、ワクワクのほうが大きかったですね。

「泡洗体」のサービスも

――奈緒子と申します。今日はよろしくお願いします。

 私が笑みを返すと、

――あれ? もしかして…もうシャワーを浴びましたか?

 そう聞かれたんです。

――はい、いけなかったですか?

――いえ…そういうわけではないのですが、僕たちのサービスの中には、『泡洗体(あわせんたい)』といって、一緒にお風呂に入って全身を洗ってあげることも可能なので…。それをご希望されるお客さまも多いんですよ。

 そう説明してきたんです。

――ごめんなさい。一緒にお風呂に入るのは最後にして、先にオイルマッサージをしてくれるかしら。

――分かりました。

 彼は大きめの黒いビジネスバッグを持ったまま、うなずきました。おそらくプレイで使用するバイブやピンクローター、ローションなどが入っているはずです。私は早くも下腹が疼いてしまって…。

――浴槽にはお湯を張っているから、シズル君も、シャワーを浴びてきて。

 胸の高鳴りを感じながら、彼をバスルームに促したんです」

いよいよプロのホストによるサービスがスタート

――段取りが万全ですね。続けてください。

「シズル君がシャワーを浴び、歯磨きを終えた後、私は彼の指示でベッドにうつぶせになったんです。バスローブの下にランジェリーは着けていません。どうせ脱がされちゃうし、下着のラインが肌に残っていたら白けちゃいますものね。

 どのようなことをされたいかは、予約の時点で伝えていました。『現実を忘れたい・優しく抱きしめられたい・オイルマッサージからセクシーなサービスをして、思いっきり気持ちよくなりたい』漠然としていますが、確かそんな感じで書いたと思います。

 プロのホストなら、どこまで私のリクエストに寄り添ってくれるか、彼を試すようなニュアンスも滲ませたんです。

体がほぐれていく

――部屋、少し暗くしますね。

 彼は枕元のタッチパネルを操作し、照明を絞りました。BGMは穏やかなジャズピアノが流れています。

――ええ、お願い。

 私は湿った吐息をつきました。彼は黒のトランクス姿でしたが、鏡ごしに見る筋肉質な体がセクシーで…。爽やかな風貌とのギャップにやられちゃった感じ(笑)。やや暗くなっても、筋肉の盛り上がりはバッチリ拝めます。

――奈緒子さん…どの辺りが凝っていますか?

 その声で、私の鼓動はさらに高鳴りました。

――肩や背中が凝っているかしら…。

――バスローブ…上のほうだけ、脱がせますね。

 彼は優しく私の腕を取り、バスローブを腕から取り去っていったんです。

――きれいな背中ですね…シルクみたいだ。

――ふふ、リップサービスでも嬉しい。

――僕は、嘘は言いません。オイルはリラックス効果のあるラベンダーと緊張をほぐすゼラニウムを配合しました。始めますね。

 彼はオイルを手のひらで温めると、肩からゆっくりと背骨に沿って手をすべらせてきたんです。

――いい香り…ああ、気持ちいい…。

 絶妙な力加減と温かな手の感触に、思わず声が漏れてしまって…。凝り固まった筋肉が揉みこまれるたび、体がほぐれていくのが分かりました。

――力加減は大丈夫ですか? 痛かったら言ってくださいね。

――ええ…上手よ。気持ちいい。

「女」として見られる喜び

 しばらくマッサージが続いたところで、鏡を見ると、下着ごしの彼のモノが膨らんでいることに気付いたんです。

(えっ)

 目を凝らしてみましたが、間違いありません。

(嬉しい…私に勃起してくれるなんて)

 あまりの嬉しさに泣きそうになりました。そう、『女』として見られているという喜びです。

 元カレは22歳の常務の令嬢に奪われ、夫も23歳のホステスと浮気をしている。どんなにあがいても、若さには勝てない。誰も自分を女として見てくれず、セックスだってずっとしていないのに…。

熱い抱擁に安堵と興奮

 涙ぐむ私の異変に気付いたのでしょうか。

――奈緒子さん、大丈夫ですか?

 彼がマッサージの手を止めました。

――大丈夫よ。ねえ、抱きしめて…。

 気づけば、シズル君の手を引き寄せていたんです。

――あっ、オイルが奈緒子さんの髪に…。

――いいの、強く抱いて欲しい。

 彼は戸惑いつつも横たわり、私を抱きしめてくれたんです。分厚い胸板と広い肩幅、引き締まった腹筋…男性に優しく抱きしめられている事実に、私は安堵と興奮を覚えました。

歯止めがきかない

――キスして…。

 顔を上げて、唇を突き出すと、ゆっくりと唇が重なってきたんです。もう何年も味わっていないキスの味…たとえホストであっても、自分を『女』として見てくれる彼に救われたのは事実です。

 舌を絡め、互いの唾液を啜りました。以前、『女風や出張ホストなんて、性病が怖い』と言っていたのに…でも、ここまでくると歯止めがききません。

――胸…吸って欲しいの。

 その言葉に、シズル君は優しく唇を移動させます。首筋から耳たぶ、鎖骨へと降りて、バスローブの前を広げてきたんです。

 ぶるんとEカップの乳房がさらされました。

――奈緒子さん…キレイです。

ペニスが欲しい!

 彼は鎖骨や肩口を撫でていた手を胸元にすべらせ、両乳房を捏ねまわしてきたんです。

――ああ…。

 キスも数年ぶりなら、乳房を揉みしだかれることも久しぶりです。自分でも恥ずかしいほど乳首がツンと勃っていくのが分かりました。

――はあ、奈緒子さん…ッ!

 彼は私の乳首を口に含みました。生温かな唾液と柔らかな舌の感触に、私は大きく体をよじってしまって…。

――いい…気持ちいい。

 心からの叫びでした。乳首を吸われることがこれほど気持ちよかったなんて…。そして、時おり私の脚に当たる勃起が彼の興奮を告げてきて…。

(欲しい…ペニスが欲しい!)

 本番は禁止と聞いていても、どうしても雄々しい生身のペニスが欲しかった。HPには『お好みのアダルトグッズで、お客さまにサービスさせて頂きます』と記されていましたが、私はどうしても本物が欲しくて、私は挿入をもくろんだんです。

3万円で本番交渉

(入れて、入れて、入れて…)

 クンニリングスなど不必要なほど、私のワレメから熱い女汁が滲むのが分かりました。硬さを増した勃起が、いくども私の太ももを圧してきたんです。

――ああ…シズル君…。

 ヴァギナから熱い蜜が噴き出し、シーツに染みていって…。鏡を見ると、私の乳房を揉みしだきながら丹念に乳首を吸いまくるシズル君の姿が映りこみ、私の体がいっそう熱く燃え上がったんです。

――ねえ、シズル君…お願いがあるの。

 私はベッド脇に置いておいたバックから、1万円札を3枚取り出したんです。

――誰にも言わないわ。入れて欲しいの。

――えっ。

――HPにも書き込みをしたでしょう? 私、現実逃避したいの。

――で、でも、さすがに本番行為は…。

――夫に浮気されたの…だから、思いっきり抱かれたくて…。

どうしても彼のペニスで貫かれたい

 私は唇を噛みしめました。

――あ、あの…お金は要りません。本番ナシでもご満足いただけるよう頑張りますから、どうかご理解ください。

 シズル君の手が私の太ももにかかりました。

――あんっ!

――奈緒子さんに気持ちよくなって欲しいです。

 言いながら、ワレメ周辺をサワサワと撫でまわしてくるんです。

――フィンガー用のゴムをつけたので、安心してください。

 いつの間に装着したのでしょう。彼は指用のコンドームごしにヴァギナを弄り始めたんです。

――ねえ、そんなことされると…もっと欲しくなっちゃう…。

 私は喘ぎつつも、彼がお金で動く男じゃないことを理解しました。プロ意識の高さを賞賛する気持ちと同時に、セックスできない虚しさがないまぜになりもしました。

 でも、どうしても彼のペニスで貫かれたかった。

――ねえ、お願い…誰にも言わない…入れて。

 ヴァギナがヒクつきました。我慢できない。熱く猛り立つ勃起に割り裂かれたい…私は手を伸ばし、トランクスごしの勃起を握ってしまったんです」

 次回に続く。

(蒼井凜花/作家・コラムニスト)

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