佐々木朗希にメジャースカウト「合格点」も…“投げては休む”は米国で受け入れられるのか
「久しぶりの登板ということを考えれば、合格点でしょう。最後の五回はギアを上げて、160キロの速球も投げてましたから」
こう言うのはメジャースカウト。
昨1日、ロッテの佐々木朗希(22)が西武戦に先発。右腕のコンディショニング不良で戦列を離れ、6月8日以来の実戦登板だっただけに、ネット裏にはメジャースカウトがズラリ。ヤンキース、マーリンズ、レイズ、カブス、パイレーツ、カージナルス、パドレス、タイガース、ブルージェイズ、ドジャースなどのスカウトが見守る中、5回72球を投げて3安打1失点で6勝目(2敗)。3奪三振は物足りない気もするが、およそ2カ月ぶりだから合格点を付けられるというのだ。
「肩肘に異常があったとしても、160キロの速球を投げられるのは、すでに不安がなくなっているということ。ただ、問題は投げた翌日、翌々日に異常が出ないかどうか。肩肘に張りや痛みが生じるようであれば、再び、抹消ということもあり得ます。しかし、だからといって我々の佐々木に対する評価が下がることはない。大きな故障をする以前にブレーキを踏む危機管理能力は評価できるし、4、5年すれば身体も完全に出来上がるでしょう。それまでは登板間隔をあけたり、休ませながら起用すれば良いのですから」(前出のスカウト)