フードトラックは「なんでも売れる」に 新たな試み次々と
大型ショッピングセンターがない郊外エリアへの展開も進めている。
「曜日や時間を限定して、週末だけやってくる百貨店のイメージで、シェフの料理やこだわりのパン、名品など幅広い品ぞろえで、ワクワクするような買い物体験を提供し、賑わいづくりに役立ちたいと考えています」
モビリティーの機動力を生かして、事前に地域住民に広報活動を行いながら、きめ細かいサービスを提供。
「東京・世田谷区と23区初の連携協定を結び、15日からは区立公園や区営住宅などにフードトラックの派遣が可能になり、地域だけでなく区内の飲食事業者への支援を行っています」
今後も生活形態が完全に戻らないと想定されるなか、移動販売を通じて手軽においしさや利便性を提供していきたいと小関さんは話す。
先月には、駐車場予約アプリ「akippa」と提携。akippaが契約する駐車場で、Mellowと契約するフードトラックが物品の販売を行い、収益性を高めるなど、土地の有効利用につなげていく予定だ。
フードトラックは、アフターコロナで欠かせない生活インフラになるか。