自民パー券“裏金疑惑”ではダンマリ…高木毅・安倍派事務総長は政治資金問題を追及の過去
安倍氏は政治資金問題について「国民に不信を持たれないよう説明責任を果たすべし」と言っていたが…
他の自民党国会議員も当時、舌鋒鋭く旧民主党の政治資金問題を追及していた。
2010年3月の衆院本会議で質問に立った小泉進次郎元環境相(42)は鳩山由紀夫首相(76)に対し、「総理自身が、納税意識に著しく欠け、(略)何ら説得力のある説明責任を果たさない(略)ばれなければ納税しない、ばれたら納税する、そしてばれても説明しない、そんな鳩山総理の姿勢からは、納税意識や納税道義といったものはみじんも感じることはできません」
「その一方で、厚かましくも、国民に負担をお願いする法案に賛同してくれと言うのは、国民目線とはほど遠い」
小泉氏はこの言葉を、5年間で総額43兆円という防衛費増税を「厚かましくも」予定している岸田政権に向けるべきでは?
「政治資金等の問題については、内閣、与党、野党を問わず、一人一人の政治家が政治家としての責任を自覚し、国民に不信を持たれないよう常に襟を正し、説明責任を果たしていかなければならないと考えております」
2016年1月の衆院本会議で、こう断言していたのは故・安倍晋三元首相。派閥議員はかつてのトップの言葉をかみしめた方がいい。