岸田首相「適切なタイミングで適切に対応」の意味…裏金疑惑の安倍派議員「全員アウト」の可能性

公開日: 更新日:

4000万円超キックバック疑惑の議員は記者に責任転嫁

 SNS上で、安倍派の裏金疑惑をめぐってこんな声が飛び交う中、国民の怒りの炎にさらなる油を注ぎかねない仰天発言も飛び出した。

 同派所属で4000万円超のキックバックが浮上した、谷川弥一衆院議員(82)=長崎3区=は10日午後、報道陣に前に姿を見せると、「刑事告発を受けている案件でもあり、事実関係を慎重に調査・確認をして、適切に対応してまいりたい」と用紙した紙を読み上げた揚げ句、食い下がる記者に向かって「頭悪いね」と言い放ったのだ。

 自らの疑惑について、きちんと説明責任を果たすのが国民から負託を受けた国会議員の務め。にもかかわらず、説明を求めると「頭悪いね」などと、記者に責任転嫁しているかような言動に驚いた人は少なくなかったのではないか。

 谷川氏と言えば、2016年11月の衆院内閣委員会で、「カジノ解禁法案」の審議中、40分間の持ち時間のうち、残り7分近くから突然、 「はんにゃーはーらーみーたー」などと般若心経を唱え始めた人物。この時も「意味不明」「国会軽視」などと批判の声が上がったが、まったく意に介していなかった。

《国会質疑で国民生活と関係ない般若心境を唱えながら、裏金でぼろ儲け。安倍派議員でマトモな人はいるのか》

 岸田首相は谷川氏についても「アウト」と思っている可能性が高いだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  2. 2

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  5. 5

    パワハラ告発されたJ1町田は黒田剛監督もクラブも四方八方敵だらけ…新たな「告発」待ったなしか?

  1. 6

    矢沢永吉「大切なお知らせ」は引退か新たな挑戦か…浮上するミック・ジャガーとの“点と線” 

  2. 7

    中日井上監督を悩ます「25歳の代打屋」ブライト健太の起用法…「スタメンでは使いにくい」の指摘も

  3. 8

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 9

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 10

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは