植田日銀が4月大型補選に配慮しマイナス金利解除を前倒しか…3.19株大暴落「暗黒の火曜日」に
34年ぶりの3万6000円台も…
植田総裁は23日の会見で「(3月会合時点で)賃金回りのデータもある程度出てくる」と語っている。23日公表の展望リポートでは、物価目標実現の確度について「少しずつ高まっている」との文言が加わった。近く、解除するための布石ともとれる。
3月解除は市場にとっては想定外のサプライズ。日経平均は34年ぶりの3万6000円台に沸いているが、一気に水を差すことになる。
「3月会合の19日火曜午後にマイナス金利解除が伝えられると、市場はパニック。外国人投資家のろうばい売りで、日経平均は暴落しかねません。しかも、19、20日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では、1回目の利下げが有力視されています。日銀の利上げ直後にFRB(米連邦準備制度理事会)が利下げを行えば、日米金利差は一気に縮小。その予測も織り込まれ、急激な円高を招き、さらに株価は大暴落に向かう恐れがあります」(森岡英樹氏)
「暗黒の火曜日」はやって来るのか。