北海道ニセコでは10億円超のコンドミニアムが飛ぶように売れる! 坪単価は300万円
スーパーでは20万円以上の買い物がザラ
ヒラフスキー場から7キロほど離れたスーパーに立ち寄ると、とんでもない事態になっていた。
ワインセラーには「シャトー・ラトゥール」(17万1380円)など数万~10万円台のワインが数十本貯蔵され、別の売り場にも100種類以上のワインがズラリ。生鮮食品売り場では国産和牛500グラム1万2800円、大とろ700グラム2万1384円、生うに6万4584円で販売していた。
「毎日、超高級ワインが売れるわけではありませんが、20万円以上の買い物をする外国人客はザラです。レジを打つのも大変です」(店員)
あまりの物価の高騰と外国人のやりたい放題に日本人はニセコに寄り付かなくなったという。
「エンジンをかけたまま、コンビニの駐車場に車を止めていたら外国人が勝手に乗り込んでいたとか、車を盗まれたという話を聞きます。お金があるからか我が物顔です。マナーも悪いので近づきたくないし、トラブルに巻き込まれたくありません」(地元住民)
2030年度には北海道新幹線「倶知安駅」が開業予定。これにより札幌~倶知安間が25分、東京~倶知安間は4時間40分程度で結ばれる。限られた土地は外国資本に買い占められ、インバウンドバブルはまだまだ続く。=つづく
(取材・文=滝口豊/日刊ゲンダイ)