献金、交付金、官房機密費などの使い道を公私混同する自民党の腐り切った体質
中国新聞のスクープだ。2013年7月の参院選で、ある候補者が当時の安倍総理から陣中見舞いに受け取った100万円が官房機密費から出された可能性があるというのだ。官房長官経験者の証言だという。
しかし各メディアはこれをほとんど報じなかった。そこにNHK「日曜討論」でれいわ新選組の大石あきこ議員がぶっ込んだ。この日は「政治資金規正法改正案」について与野党が激しく対立(この日はいつものような与党偏重ではなく、各党平等で、野党に反論の機会を与えたり、討論の体を成していた。いつもは意地悪されるれいわも時間を与えられた。司会者が違ったせいか。だったらいつもこれでお願いしたい)。
そこで「つい最近も(中国新聞の)報道があった。これは自民の改正案などぶっ飛ぶ話じゃないのか」と攻めたのだ。
そこで自民党の政調副会長の鈴木馨祐議員が「再発防止の話と、自民党の力をそぎたいという政局的な話がごっちゃになっているのは正直ある」と発言した。
これは裏金事件に対する正当な批判をただの「政局」だと矮小化する全くの「詭弁」である。若手議員こそ今の自民党を改革しなければならないのに、情けない話だ。自民党は根っこから枝葉まで腐り切っている。